Onomatoi / おのまとい ▶ アプリを開く / Open App

かたちが、しゃべる。

PuppeTwin Onomatoi は、描いた「かたち」から まだ意味を持たない言葉 —— シニフィアン —— を生み出して発声する楽器です。 丸くて大きな絵はぼってりと低く、尖って細かい絵はちくちくと鋭く喋ります。

Voice(声): PuppeTwin

音象徴 (サウンド・シンボリズム) について

「ブーバ/キキ効果」をご存じでしょうか。丸い図形と尖った図形を見せて 「どちらが bouba でどちらが kiki か」と聞くと、 言語圏を問わずほとんどの人が丸い方を bouba と答えます (Ramachandran & Hubbard 2001、 原型は Köhler 1929 の maluma / takete)。 音と形の間には、恣意的でない対応 —— 音象徴 —— が存在するのです。 日本語はオノマトペ (ふわふわ、ごつごつ、きらきら…) が極めて豊かな言語で、 この対応を日常的に使いこなしています。Onomatoi はこの現象を逆向きに使い、 「かたち」から「それらしく聞こえる語」を合成します。

しくみ — かたちを「意味」と「口」の両方として読む

Onomatoi は、描かれた形を「意味の印象」と「発音するときの口の形」の両方として読み、 日本語に似た架空のことばとして発声します。

かたちの意味論 — 4 つの軸

この形がどのような性質に見えるかを読みます:

かたちのどこを見るか音への効き方
size 大小絵の大きさ (対角線比)大きい → 低く重い声、g/b など有声子音
sharp 鋭さ線の折れの鋭さ鋭い → k/t/ch など破裂・破擦音。鈍い → m/w や母音単独
texture 質感折返し・蛇行の量粗い → モーラ数が増え、反復 (きらきら型) や促音 ッ が発火
bright 明暗画面の上下位置上 (明) → 高めの声。下 (暗) → 低め

口のかたち — 2 つの調音軸

同じ形を、もし口でなぞって発音するならどんな口になるかとしても読みます:

かたちのどこを見るか音への効き方
round 円唇横に引いた線 ↔ 小さく閉じた丸横長 → 唇を横に引く い。小さな丸 → すぼめる う
open 開口どれだけ大きく囲って開けたか大きな丸 → 大きく開いた あ。細い線 → 閉じた口

前者は「この形は、大きいか小さいか・丸いか鋭いか・滑らかか反復的か・明るいか暗いか」を読む。 後者は「この形を口にするなら、唇は横に開くかすぼむか・口は大きく開くか閉じるか」を読む。 丸→あ、横棒→い、小円→う、斜めに伸びた楕円→え (傾きの向きは問いません)、 少し縦長の丸→お —— 母音は口の形が決めます

開いた弧 (⊃⊂∩∪ のような形) は向きと大きさに応じた語、開いた一角 (<>∧∨ のような形) は語末「ん」のない短い角度語になります。

初期プリセットでは、完成したハートを認識度1〜3で読み、崩れた形と通常形は myuun (みゅーん)、最も整った認識度3は kuun (くぅん)、 輪郭星は chigyaan (ちぎゃーん)、自己交差する一筆五芒星は 認識度に応じて ayanoharu / ayanofaru / ayanoparu (あやのはる/あやのふぁる/あやのぱる)になります。葉・三日月・雲・花・しずく・ 稲妻にも「その形らしさ」の三段階があり、中心形はそれぞれ keen / heen / hohoon / haraan / kuoon / suchiQ、少し離れた形には 別の近傍語が現れます。これは描画の優劣ではなく、典型形からの距離です。どの固定形にも 十分当てはまらない描画は、従来どおり6軸からことばを生成します。

この 6 軸が、各子音・母音に与えられた音象徴バイアス表と照合され、 日本語的なモーラ列 (子音+母音、母音単独、促音 Q、撥音 N) が 選ばれます。同じ描写からは必ず同じ語が生まれます (決定的生成) —— あなたの描いたかたちに、その語が「名付け」られるのです。

つかいかた

この Web 版について

Onomatoi は iPad/Mac アプリ Onomatoi (旧 PTS, Phonosymbolic Topology Synthesizer) の簡易 Web 版です。本体にはピッチ変化・旋律 (わらべうた) モード・ 複数ストロークの作曲モードなどがあります。 声は収録サンプル PuppeTwin (171 MP3 + 接合精度用25 WAV) を使用しています。

本体コアからの移植 (実在オノマトペ型への整形/長母音サステイン/継続撥音/ 連続母音かい・こう・うぃ/2モーラごとの再アタック規則) に加え、口の形から母音を選ぶしくみ (斜めの楕円→え、少し縦長の丸→お を含む)・ 開いた弧や開いた一角が「母音+ん」「子音+ん」になるしくみ・拗音や隣り合うモーラの 言いやすさの調整などを、この Web 版にも継続して反映しています。 2026-06-22 までの旧バージョンは こちら に保存してあります。

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